「車って、どれも似たように見える」
「ファッションやインテリアみたいに、“自分らしさ”で選べるの?」
「デザインで選ぶのって、間違ってる気がする…」
クルマは高い買い物ですから、どうしても車両価格やランニングコストにまず注目します。
しかし、何年も付き合っていくことを考えると
クルマのデザインはとても重要な選ぶ基準になると思います。
そこでここでは以下のポイントについてまとめています。
- ボディカラー
- インテリアの居心地
- 顔の表情
いすれもデザインで選ぶ際に重要な項目です!
それでは詳しく見ていきましょう✨

くるまむすび編集部
自動車メーカーで20年ほどデザイナーとして勤務したあと、 現在はプロダクトデザイナーのほか、自動車メディアへの執筆や、 デザイン系専門学校の講師業などをやっています。 カーデザイナー時代は20車種以上のデザインに携わり、 さらにはコンセプトカーも多数デザインしました。 ここではクルマの魅力を、より多くの方に知ってもらいたいという思いで、 クルマの紹介業をやっています。
ボディカラーで選ぶ
クルマのボディカラーはとても重要な要素です。
同じクルマでも、色が違うだけで全く異なる印象を持ったりします。
ここでは、ここ数年のトレンドをまとめます。
カーキなど「アースカラー」が一般化


数年前からのアウトドアブームで、アースカラーが人気になりました。
その中でも「カーキ」の人気はすごく
多くの車種に採用されています。
クルマの色は、長らく緑系は不人気色でしたので、
カーキが一般化したのは意外でした。
またライトベージュ系やグレー系なども人気です。
「カッパー」が台頭


特に高級車の採用が多いですが、数年前からカッパーもトレンドです.
カッパーとは「銅」のことですが、赤みを帯びたオレンジ色は
高級車に相応しい品格と、艶やかさを兼ね備えた色だと思います。
欧州車では「紫系」も出てきた


日本車ではまだ少ないですが、
欧州車の一部では「紫系」が最新トレンドのようです。
紫と言っても彩度は低く、紫がかったグレーのような見た目ですね。
今後日本車でも一般化するかも?
インテリアの居心地の良さで選ぶ
インテリアはとても重要な要素です。
インテリアを気にいると、満足感が高くなりますよ。
ここではインテリアの心地良さにフォーカスし
内容をまとめました。
広さ感


同じような大きさのクルマでも、インテリアのデザインによって広さ感が変わります。
より広さを求めるなら、インパネが横基調のデザインが良いでしょう。
現在、横基調で薄いインパネがトレンドですが、
これは居心地の良さを一番に考えたデザインと言えます。
素材感、触り心地


クルマのインテリアは家と同じく、座ったり触ったりしますよね。
そんな中で、シートやアームレストなどの素材が重要になってきます。
触り心地の良い素材のインテリアは、それだけで満足感が高くなりますよ。
照明(アンビエントライト)

今の車は照明の多様性がトレンドでもあります。
ライン状に光り、それも様々な色に変えられる照明が
高級車を中心に多く採用されています。
夜の車内は暗いですよね?
照明にこだわると、夜のドライブが楽しくなりますよ!
顔の表情で選ぶ
クルマは擬人化の対象でもあり、フロント周りのことを「顔」と言ったりします。
ヘッドライトやグリルなどのバランスで可愛かったり、怒っていたり様々な表情のようですよね。
ここでは特に特徴的なヘッドライトデザインをまとめました。
丸目ヘッドライト


可愛らしい印象になる丸目ヘッドライトは昔からの定番ですが、
今でも一部車種で見られます。
特にSUV系に使われることがトレンドで
ゴツい体に可愛らしい顔のような
アンバランスさが魅力です。
薄目ヘッドライト


現在の多くの車に採用されていますが、
薄いヘッドライトで表情をシャープにすることがトレンドです。
特にヘッドライトを2つに分け、表情付け(DRL部)と機能(ヘッドライト本体部)を完全に切り分けた手法は
顔まわりのデザインを劇的に変えました。
丸目、薄目ミックスもあります

薄いランプと大きなフォグランプのような構成のヒョンデ、インスターは
トレンドを可愛らしさを兼ね備えた上手いデザインと言えます。
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まとめ
いかがでしたか?
ボディーカラーは無難な色を選びがちですが
思い切ってトレンドに乗ってみるのも良いと思います。
また最近のデザインは、エクステリアよりもインテリアの充実の方に重点を置かれているようです。
しかし、インテリアの場合は実際にクルマに乗ってみないとわかりませんので、
ぜひ多くの車に試乗して、比較してみてください。
今回もお読みいただきありがとうございました!