[車のサブスク]カーリースのメリットをご紹介|残価設定ローン(残クレ)との比較、違い。購入する場合の不満点も

新しい車の持ち方、知っていますか?

「車が欲しいけど、購入費用や維持費が心配…」

「数年ごとに新しい車に乗り換えたいけど、乗り換えの手続きが面倒…」

そんな悩みを抱えている方に、いま注目されているのが「カーリース」です。

このブログの著者

くるまむすび編集部

代表プロフィール

自動車メーカーで20年ほどデザイナーとして勤務したあと、 現在はプロダクトデザイナーのほか、自動車メディアへの執筆や、 デザイン系専門学校の講師業などをやっています。 カーデザイナー時代は20車種以上のデザインに携わり、 さらにはコンセプトカーも多数デザインしました。 ここではクルマの魅力を、より多くの方に知ってもらいたいという思いで、 クルマの紹介業をやっています。

カーリースは、車を所有するのではなく、

月々の定額料金を支払ってマイカーのように好きな車に乗れるサービス。

まるで、車のサブスク

この記事では、初期費用を抑えながら憧れの車に乗る夢を叶えるカーリースのメリットと、

失敗しないための選び方をわかりやすく解説します。

新しい車の持ち方を知って、あなたのカーライフをより豊かにしませんか?

車を購入する上での不満点

筆者の所有する車  筆者撮影

私は車は購入することが当たり前と考えていたのですが、

振り返るとさまざまなことで不便や損をしていた気もします。

私が特に不満を感じた点は購入の際と売却の際の2点です🤔

① まとまった初期費用が必要

車両本体価格だけでなく、自動車税、環境性能割、自賠責保険料、登録費用など、

多くの費用が購入時に一度に発生します。

頭金やローンの審査、手続きも必要になり、大きな出費となります💦

② 資産価値の目減り

車を購入したら資産になりますが、

実は購入した瞬間から価値が下がり始めます。

売却を考えた時、思った以上に安い査定額になることも多く、

計画通りの乗り換えが難しくなる場合があります。

カーリース費用面のメリット

引用:写真AC

ここでは、購入に比べて何がお得で便利なのかを挙げます✨

初期費用が不要、または抑えられる

車の購入時に必要となる頭金登録諸費用(税金、自賠責保険料など)が

月々の料金に含まれていることが多く、まとまったお金を用意する必要がありません

毎月の支払いが定額でわかりやすい

車両代金だけでなく、自動車税や車検の法定費用

メンテナンス費用などが月々のリース料金に含まれているプランが多いため

急な大きな出費がなく、家計管理が楽になります。

ガソリン代や駐車場代などを除けば、毎月決まった額の支払いで済みます。

維持費の手間が軽減される

自動車税の納付や車検手続きなど、車を所有する上で必要な各種手続きをリース会社が行ってくれるため、

手間が大幅に軽減されます。

カーリース車両に関するメリット

フォルクスワーゲン・ID.Buzz 筆者撮影

さらに、購入では出来ないような事も可能です😄

常に新しい車に乗れる

数年単位の契約が一般的で、契約満了時には新しい車に乗り換えやすいため、

常に最新のモデルや安全性能の高い車に乗り続けられます

乗り換えがスムーズ

契約満了時は車をリース会社に返却するだけで、売却や下取りの手間がかかりません。

数年おきに、常に最新の車に乗りたい方にはピッタリのサービスです✨

法人・個人事業主のメリット

リース契約は車を資産とみなしません。

ですのでリース料金は経費としてまるまる計上できるため、税務処理が簡素化され、節税にもつながります

ちなみに通常、車を購入した場合は減価償却として6年に分けて計上します。

残価設定ローン(残クレ)と比べてみた

引用;写真AC

残価設定ローンとカーリースは、どちらも月々の支払いを抑えて新車に乗れるという共通点がありますが、

根本的な仕組みや契約内容に大きな違いがあります。

仕組みと所有権

  • 残価設定ローン(残クレ): ローンの一種で、購入する車の数年後の下取り価格(残価)をあらかじめ設定し、車両価格からその残価を差し引いた金額に対してローンを組みます。契約期間中は所有権がディーラーや信販会社に留保され、最終的に残価を支払えば自分のものになります。
  • カーリース: リース会社が車を購入し、利用者はその車を一定期間借りるサービスです。車の所有権はあくまでもリース会社にあり、利用者は毎月利用料を支払う形になります。

費用と含まれる項目

項目残価設定ローンカーリース
初期費用車両価格の一部を頭金として支払う必要がある場合が多い。別途、諸費用(税金、自賠責保険料など)も必要。原則不要。月々の料金に初期費用が含まれていることが多い。
月々の支払い車両価格から残価を引いた金額に金利がかかり、それを分割して支払う。金利は残価を含めた車両価格全体にかかることが多い。車両価格から残価を引いた金額に手数料を含んだ利用料を分割して支払う。金利という概念はない。
維持費自動車税や車検費用、メンテナンス費用などは自己負担月額料金に税金や車検費用、メンテナンス費用が含まれているプランが多い。別途の大きな出費がないため、家計管理がしやすい。

契約満了時の選択肢と注意点

項目残価設定ローンカーリース
契約満了時1. 残価を支払って買い取る 2. 車を返却して乗り換える 3. 車を返却して契約を終了する1. 新しい車に乗り換える(再リース) 2. 同じ車を買い取る 3. 車を返却して契約を終了する
注意点走行距離や車の状態が契約条件を超えると、追加費用が発生するリスクがある。最終的に買い取る場合は残価の再ローンが必要になることも。残価設定ローンと同様に、走行距離や車の状態によっては追加費用が発生する可能性がある。契約満了時の残価設定額によっては、買い取り価格が高くなる場合もある。

どちらを選ぶべきか?

  • 残価設定ローンが向いている人: 最終的に車を買い取り、自分のものにしたいと考えている人や、短期間で新しい車に乗り換えたい人。
  • カーリースが向いている人: 初期費用を抑えて維持費の支払いを定額化し、家計管理をシンプルにしたい人。車を所有することにこだわらず、必要な期間だけ車を利用したい人。

どちらのサービスもメリット・デメリットを理解した上で、

ご自身のライフスタイルや予算に合わせて最適な選択をすることが重要です。

まとめ:カーリースに最適な方は・・

カーリースは、以下のような方に最適なサービスです。

初期費用を抑えて新車に乗りたい方

毎月の維持費を定額にしたい方

数年ごとに新しい車に乗り換えたい方

税金や車検の手続きを簡略化したい方

一言で言えば、「所有」よりも「利用」を重視し、

手軽で快適なカーライフを送りたい方に最適な選択肢です!