たとえ軽自動車でも自動ブレーキは必須。国内メーカーの先進運転支援システム(ADAS)名称をわかりやすく解説

このクルマにはどんな運転支援が付いているのだろう?

とカタログ見ても、内容の多さにイマイチ理解出来ない方もいらっしゃると思います。

最新のクルマは、運転支援システムが充実してきました。

特に衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制システムは

軽自動車でも必須で、新車には100%付いています。

このブログの著者

くるまむすび編集部

代表プロフィール

自動車メーカーで20年ほどデザイナーとして勤務したあと、 現在はプロダクトデザイナーのほか、自動車メディアへの執筆や、 デザイン系専門学校の講師業などをやっています。 カーデザイナー時代は20車種以上のデザインに携わり、 さらにはコンセプトカーも多数デザインしました。 ここではクルマの魅力を、より多くの方に知ってもらいたいという思いで、 クルマの紹介業をやっています。

しかしメーカーごとにシステム名が異なる上

同じメーカーでも車種やグレードによっても出来ることが違ったりします。

なんだが大変分かりにくいことになっているのが、この分野です💦

また使われている言葉も「まどろっこしい言い回し」なんですよ。

例えばネットでの検索も、もっとも基本的な機能である衝突被害軽減ブレーキは

自動ブレーキ」と打ち込んでいる方が多いようです。

そこで今回はメーカーごとのシステム名をまとめてました。

出来るだけ分かりやすい名前、また認知されている名前が適切だと思います。

でも、たとえば同じメーカーでも2つの名前を使っている場合があり、

余計ややこしいんですね😅

まず、どれくらい知られているのか、各システム名の認知度

検索ボリュームで比べてみました。

結果はスバルの「アイサイト」がダントツ!

この名前だけは知っている方も多いのではないかと思います。

後述しますが、メーカーによってシステム名が2つある会社もあります

別に名前の認知度が重要というわけでは無いのですが、

聞いたこともない単語が数多く出る分野において少しでも馴染みのある言葉が嬉しいと思います。

先進運転支援システムを分かりやすく解説

ここでは、先進運転支援システムを

危険を未然に防ぐ支援」と「運転を楽にする支援

の大きく2つに分けてみました。

危険を未然に防ぐ支援

引用:株式会社SUBARU

事故やヒヤリハットを防ぐための支援です。

これらは先進運転支援システムの基本的なもので

現代では、ほとんどのクルマに標準装備されています。

  • 自動ブレーキ(前方車両・歩行者検知)
  • 車線逸脱警報/車線維持支援
  • 死角検知、後方接近警告
  • 標識認識、ドライバーモニタリング

運転を楽にする支援

引用:株式会社SUBARU

疲れやストレスを軽減し、快適に運転できるようにする支援です。

特に長距離運転時には大変重宝します✨

  • アダプティブクルーズコントロール(ACC)
  • 高速道路でのハンズオフ支援
  • 自動駐車、全周囲カメラ
  • 渋滞時追従支援

各社、運転支援システム名まとめ

ここからは国内メーカー各社の運転支援システム名と概要を上げています。

トヨタ:TOYOTA Safety Sense / トヨタ チームメイト

webページから抜粋 引用:トヨタ自動車株式会社

トヨタは、衝突軽減ブレーキやなど、危険を未然に防ぐ支援を「TOYOTA Safety Sense

ハンズオフや駐車アシストなど、運転を楽にする支援を「トヨタ チームメイト

と分けて明記しています。

なぜ分けているのかは分かりませんが、英語オンリーの名称など

ただでさえ難しいこの分野なので、もっとシンプルに出来たら良いですね🤔

ホンダ:Honda SENSING

webページから抜粋 引用:本田技研工業株式会社

ホンダの運転支援システム名は「Honda SENSEING」です。

他に、より広い検知範囲で性能を強化した「Honda SENSEING 360

さらにハンズオフ可能な「Honda SENSEING 360+

と、性能別に3つに分かれています。

かっこいい名前なのですが、一般の方には認知されづらいかもですね。


日産:プロパイロット

webページから抜粋 引用:日産自動車株式会社

日産の運転支援システム名は、CMでもお馴染み「プロパイロット」です。

と、シンプルに行きたいところですが、実は危険を未然に防ぐ支援には

360°セーフティアシスト」なる名称がついています。

「プロパイロット」は運転が楽になる支援の名称で、

さらにハンズフリーなど性能を強化した「プロパイロット2.0」もあります。

ちなみにプロパイロット2.0を使うにはNissanConnectというサービスに入り年額25520円が必要です。

スバル:アイサイト

webページから抜粋 引用:株式会社SUBARU

スバルの運転支援システム名は「アイサイト」です。

さらにGPSとも連動してハンズフリーが出来る「アイサイトX」があります。

前述したように、もっとも知名度があるシステム名と言えますね✨

長年CMで流されているのと、「ぶつからないクルマ?」と言うフレーズも秀逸だったのでしょう。

マツダ:i-ACTIVSENSE

webページから抜粋 引用:マツダ株式会社

マツダの運転支援システム名は「i-ACTIVSENSE」です。

私はクルマに詳しい方なのですが、この言葉は初めて触れました💦

スズキ:SUZUKI Safety Support 

webページから抜粋 引用:スズキ株式会社

スズキの運転支援システム名は「SUZUKI Safety Support」です。

長い名前ですが、初見でも内容が想像しやすいので良いと思います。

ダイハツ:スマートアシスト(スマアシ)

webから抜粋 引用;ダイハツ工業株式会社

ダイハツの運転支援システム名は「スマートアシスト(スマアシ)」です。

こちらもスズキ同様、初見でも分かりやすいですね。

しかも短縮系も示されているので、頭にスッと入ってきます。

三菱:三菱e-Assist / マイパイロット

webから抜粋 引用:三菱自動車株式会社

三菱の運転支援システム名は、

衝突軽減ブレーキやペダル踏み間違い防止アシストなど初歩的なシステム名が「三菱e-Assist

追従走行などの運転支援システム名が「マイパイロット

と分かれています。

まとめ

いかがでしたか?

webページやカタログを閲覧する際に参考にしていただけでば幸いです。

また、ハンズオフ特集などは下記記事に詳しく書いていますので覗いてみてください♪

お読みいただきありがとうございました。🙇