子育て世代にとって、スライドドアは大変重宝します!
スライドドアは狭い駐車場でも全開に出来る事が最大の特徴です。
私はレンタカーでしか経験ないのですが、子供の送迎やチャイルドシートに乗せる時など
特に重宝しました。
さらに現代の車は、そのスライドドアが「電動」になっており、スイッチ一つで開け閉め出来ます。
これは子供の乗り降りをはじめ、荷物の出し入れなどにも大変重宝する機能です。
今回は、「電動スライドドア搭載車」に焦点を定め、
現在日本で売られている車種を全網羅しようと思います。
結論から言うと、日本車ではスライドドア搭載車の、商用車を除くほぼ全ての車が「電動」になっているのに比べ
輸入車は「メルセデスベンツ・Vクラス」のみという結果になりました。
複雑な機構であるはずのものを、軽自動車など安価な車にも採用出来るのは、日本ならではの技術力だと思います😊

プロダクトデザイナー、モビリティデザインナビゲーター
kuruma-musubi カーセレクトサービス
自動車メーカーで20年ほどデザイナーとして勤務したあと、 現在はプロダクトデザイナーのほか、自動車メディアへの執筆や、 デザイン系専門学校の講師業などをやっています。 カーデザイナー時代は20車種以上のデザインに携わり、 さらにはコンセプトカーも多数デザインしました。 ここではクルマの魅力を、より多くの方に知ってもらいたいという思いで、 クルマの紹介業をやっています。
※車購入にお役立てる情報も出しています。
よければご覧くださいませ♪
電動スライドドア搭載車:軽自動車編
N-BOX(ホンダ)

ホンダ・N-BOXは、軽自動車のみならず、全ての車の中で一番売れてます!
その大きな理由は、軽自動車とは思えないくらい広大な室内空間と、
シンプルで飽きのこないデザインではないでしょうか。
デザイン的にとても優れた車で、個人的にはトール型軽自動車の中でイチオシです👍
しかし、室内の収納はライバルの方が多かったりするので、使われ方に応じて選ぶと良いと思います!
写真のN-BOXに加え、より上級感ある「カスタム」、チル感ある「JOY」の3グレードを展開しています。
タント(ダイハツ)・シフォン(スバル)
※ダイハツが開発、製造しているトール型軽自動車「タント」は、スバルにOEM供給され、「シフォン」として販売されています。

ダイハツ・タントはこの「トール型軽自動車」を最初に考案した車ですが、
その最大の特徴は、Bピラーレスの助手席側ドアです!
助手席側ドアとリアのスライドドア部に敷居が無いので、とても広大にドアを開くことが出来ます。
子供の乗り降りや荷物の出し入れに重宝しそうですね😊
写真のタントに加え、より上級感ある「カスタム」よりアウトドア志向の「ファンクロス」の3グレードを展開しています。
スペーシア(スズキ)・フレアワゴン(マツダ)
※スズキが開発、製造しているトール型軽自動車「スペーシア」は、マツダにOEM供給され、「フレアワゴン」として販売されています。

スズキ・スペーシアはNーBOXの最大のライバルだと思います。その最大の特徴は、収納の多さや
リアシートのオットマンなど、機能的な部分です。リアシートのUSB電源の配置などもとてもよく考えられたもので、
ユーザーの使われ方をよく観察し、反映しているデザインだと思います。
写真のスペーシアに加え、より上級感ある「カスタム」よりアウトドア感のある「ギア」の3グレードを展開しています。
ルークス(日産)・ekスペース(三菱)
※日産と三菱が共同開発したトール型軽自動車を、それぞれのブランドで「ルークス」「ekスペース」として販売されています。

日産と三菱の軽自動車は、共同で開発していますが、コストが厳しい軽自動車には非常に理にかなったものです。
この「ルークス」と「ekスペース」は、とても洗練されたデザインをしていて、
実車を見る度によく出来た車だなーと思っているんですよ。
ライバルの車の個性が強いので中々良さが伝わらない感じですが、完成度が高い一台です。
デリカミニ(三菱)
※「ekスペース」をベースに、部品を変更して仕立て直した車です。

比較的印象の薄いekスペースを、三菱得意のアウトドアフィール全開のデザインを施したのがこの「デリカミニ」です。
大きくはベース車のekスペースからヘッドライト、グリル、バンパーしか変わっていないのですが、
全く違う車に見えるのはデザインの力だと思います。
魅力が一気に明快になったおかげで、人気車になりました✨
他社でもアウトドア系の軽自動車が出ているのですが、個人的にはこのデリカミニが一番魅力的に感じます。
ムーヴキャンバス(ダイハツ)

ムーブキャンバスは、やや胴長な印象のシルエットがとても魅力的なデザインで、しかも質感高く出来ています!
外見はもちろん、内装もすごく良く出来ていて、この写真のグレード「セオリー」は
大人が乗っても十分満足できる質感を兼ね備えています。
また、スマホのワイヤレス充電機能やカップホルダーの保温機能など、この車ならではの装備が満載です😊
ワゴンRスマイル(スズキ)

「ムーブキャンバス」のライバルがこの「ワゴンRスマイル」です。
スズキのカワイイ車筆頭である「ラパン」の印象を引き継いだデザインは、とてもほっこりするもので、
この辺りはムーブキャンバスよりファニーな印象で、女性によりターゲットを絞った感があります。
収納の豊富さはスズキの軽自動車全般に通ずるもので、この車もユーザーをよく考えられたデザインになっていますね👍
エブリィワゴン(スズキ)・スクラムワゴン(マツダ)・タウンボックス(三菱)・クリッパーリオ(日産)
※スズキが開発、製造している商用ワンボックス軽自動車「エブリィ」は、マツダ、三菱、日産にOEM供給され、それぞれ「スクラムワゴン」「タウンボックス」「クリッパーリオ」の名で販売されています。

軽商用車の中でもベストセラーなのが「エブリィ」で、
現行型は2015年発売と、すでに10年が経っていますがその機能的なデザインが魅力的です。
その商用車を普段使い出来るように仕立てたのがこの「エブリィワゴン」です。
この車は他にもマツダ、三菱、日産にOEM供給していて、計4ブランドでの展開をしていますので、
OEMの多さでは日本で一番ではないでしょうか🤗
アトレー(ダイハツ)・ピクシスバン(トヨタ)・サンバー/ディアス(スバル)
※ダイハツが開発、製造している商用ワンボックス軽自動車「アトレー」は、トヨタ、スバルにOEM供給され、それぞれ「ピクシスバン」「サンバー/ ディアス」の名で販売されています。

エブリィのライバル車がこの「アトレー」です。
この車も商用車がベースなのですが、どこかアウトドアな印象があるデザインになっているのが魅力です。
さらに荷室部をピックアップトラックのように屋根を省いた「デッキバン」というグレードが特にお気に入りです🤗
このグレードにも電動スライドドアが付いているのがすごいですね(笑)

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電動スライドドア搭載車:コンパクトカー編
トール(ダイハツ)・ルーミー(トヨタ)・ジャスティ(スバル)
※ダイハツが開発、製造しているコンパクトスライドドア車「トール」は、トヨタ、スバルにOEM供給され、それそれ「ルーミー」「ジャスティ」の名で販売されています。

トールは、軽自動車の技術を活かしたコンパクトカーです。ダイハツが開発、製造しているのですが、
トヨタ版である「ルーミー」の方が販売台数的に多いです。実際、ディーラーの数はトヨタが圧倒的に多く、
より安心感があるのかもしれませんね🤔
同じコンパクトカーでも、ホンダ・フィットなどよりも圧倒的に室内が広いことが特徴です。
ソリオ(スズキ)・デリカD2(三菱)
※スズキが開発、製造しているコンパクトスライドドア車「ソリオ」は、三菱にOEM供給され「デリカD2」の名で販売されています。

トールのライバルなのが、この「ソリオ」です。特徴はトールより全長が90mm長いので、
より広さを感じる空間になっていて、この辺りもスズキは上手いですね😆
このような車種は、同じく軽自動車を作っているホンダには無いので、
NーBOXの技術を活かしたこのようなサイズの車を作ればヒットしそうだと思うのですがどうでしょうか?
電動スライドドア搭載車:コンパクト・ミニバン編
シエンタ(トヨタ)

コンパクトなボディに3列シートを乗せるという、日本車の技術力として究極の一台と言えます。
カジュアルな印象のデザインもよく出来ていて、どうやってもデザイン的にカッコよくするには
不利なパッケージなのですが、それを見事に魅力的なものに仕上げています。
街で見かけると、いつも見入ってしまうんですよ😅
土地が狭い東京の戸建て住宅によく駐車しているとこを見かけます。
フリード(ホンダ)

シエンタと同じく、コンパクトなボディに3列シートを乗せるという、とても優れたデザインとパッケージの車です。
シエンタがカジュアルなのに対し、このフリードはシンプルを志向しているところが、
ユーザーにとって選びやすいと思います。
その辺の話をファッションに絡めたブログがあるのでよければご覧ください☺️
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電動スライドドア搭載車:ミドルクラス・ミニバン編
セレナ(日産)

ミドルクラスミニバンは本当に激戦区で、各社が力を入れています。それだけに先進技術もしっかり入っており、
このセレナも渋滞時にハンズオフ(手放し運転)が出来るグレードを用意しています。
スイッチのシフトだけ使いづらいですが、インテリアの雰囲気も質の高いもので、良いですよ。
ハンズオフに関してはこちらのブログも参照ください!
ノア / ヴォクシー(トヨタ)・ランディ(スズキ)
※トヨタが開発、製造しているミドルクラスミニバン「ノア」はスズキにOEM供給され、「ランディ」の名で販売されています。

ノアとヴォクシーはミドルクラスミニバンの中でもベストセラーです!
これほど売れているのは、ユーザーの好みを的確に捉えているのだと思います。
迫力ある外見に対し、インテリアはスマートな印象なのもポイント。
また、この車もハンズオフ出来るグレードがあり、多くのユーザーに支持されています。
個人的には写真のグレードの顔まわりは、迫力が過ぎるようには思います😅
ステップワゴン(ホンダ)

このクラスのミニバンの中で、ステップワゴンは明確に「シンプル」を志向していて明快なデザインだと思います。
さらに細部を見るとデザイン的に大変よく出来た車で、室内も一般的な高級感ではない、
リラックスした雰囲気が魅力です。
インパネのデザインがライバルと比べるとやや古い印象もあるのですが、とても使いやすいですね。
私はレンタカーで乗ったのですが、この車のようにシフトノブは通常タイプだと戸惑いなく運転出来ます☺️
デリカD5(三菱)

ミニバンの中で唯一本格的なSUVなのが、このデリカD5です!
このコンセプトは本当に魅力的で、なぜトヨタなど他メーカーが参入しないのかが不思議なんですね🤔
この車は超ロングセラーで、現行型の発売はなんと2007年。もう18年も経ってます。
それでも何回もマイナーチェンジをしているので、装備は最新のものです。
他のミニバンとは明らかに違う地上高の高さとタイヤの大きさはまさにSUVで、唯一無二の存在です。
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電動スライドドア搭載車:ラージクラス・ミニバン編
アルファード / ヴェルファイア(トヨタ)

アルファードとヴェルファイアは、言わずと知れた大人気ミニバンです。
ミニバンであるにも関わらず、高級感あるデザインは本当によく出来ています。
このようにミニバンでありながら、ここまで抑揚あるデザインが出来るのはトヨタだけだと思います!
でも・・乗るなら運転手以外がいいな😅
エルグランド(日産)

現行型エルグランドは、もう発売されて15年経っているそうで、デリカに並んで超ロングセラーなんです。
元々、初代は「高級ミニバン」の元祖としてアルファードよりも早い時期に出たのですが、
そのエルグランドがもうすぐモデルチェンジをするそうで、大変注目しています🤗
オデッセイ(ホンダ)

この車も紆余曲折ありました。一時期販売されていなかったのですが、現在は中国で生産されたものを輸入しています。
エルグランド同様、背の低いミニバンはユーザーの好みに合っていないようで、
今はアルファード、ヴェルファイアの一人勝ちになっていますが、走りは良い評価なので
スポーティな車を好みとするユーザーにとっては、良い選択肢なのだと思います。
Vクラス(メルセデス・ベンツ)

輸入車で電動スライドドアを搭載している車は、このVクラスだけです。
この車は商用車をベースに乗用車として仕立てた車なのですが、メルセデスらしく高価格。
元々スライドドアの輸入車自体が少ないのですが、他はこのVクラスより安い車なので、電動化されてないようです。
つまり海外では「電動スライドドア」は高級品なんだと思いますね。
ユーザーの求めているものが違うと言うことも出来ますが、日本では安価で作ることができ、
軽自動車にも当たり前についているので、技術力が高いとも言えると思います🤔
電動スライドドア搭載車:商用ベース編
ハイエースワゴン(トヨタ)

商用ワンボックスの代表車種がこのハイエースです。
この車にはさまざまな仕様があり、写真の車はなんと4列シート、10人乗りです。
現行型のデビューはなんと2004年!すでに21年経ってます(笑)
もしかしたら現行車の中で最長のロングセラー商品なのかもしれません😅
キャラバン(日産)

ハイエース唯一のライバルが、このキャラバンです。
この車にも様々な仕様があり、ロングボディやワイドボディなど、ハイエースと同じく様々な用途を網羅する
バリエーションがあります。
このようなワンボックスタイプの車は全長のほとんどが室内長なので、室内はとても広いですね。
個人的には一回所有してみたいタイプの車でもあります😆
まとめ
いかがでしたか?
このように日本にはとても多くの電動スライドドア搭載車があります。
調べてみて驚いたのは、エブリィやアトレーなど
商用車ベースの軽自動車でもちゃんと設定があると言うことです。
一方、輸入車にはほとんど選択肢が無いのにも驚きました。
この中で、私が一般的におすすめ出来るのは
N-BOX、ムーヴキャンバス、シエンタ、フリード、ステップワゴン
の5車種です。
理由は、デザインの完成度と機能性のバランスが良いと言うこと。
参考にしていただけたら幸いです🤗
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