車選びで考えるべき8項目!デザインから予算、ADAS、安全、EV、メーカーなど[初心者、女性、シニアの方向け]

車選びに迷っていませんか??

車選びが難しいのは、様々なことを考えて選ばなけでばならないからですよね💦

ここでは、8項目に整理しています。

やや長いですが、様々なことを網羅していますので

クルマ選びの参考にしてください✨

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渕野健太郎

某自動車メーカーでカーデザイナーとして20年ほど勤めた後、2023年10月からフリーランスになりました。現在はプロダクトデザイナー業務の他に「桑沢デザイン研究所」「東京デザイナーアカデミー」での講師業の他、大手車メディアである「webCG」「AUTOCAR」「KURUKURA」などでカーデザイン関連の執筆をしています。このサイトでは自動車業界にいた知見を生かし、よりユーザーに近い形で自動車の魅力発信、訴求活動を行ってまいります。

ライフスタイルとデザインで選ぶ

ライフスタイルと車は密接なつながりがあります。

車はその人のライフスタイルを映し出す鏡味と言っても良いでしょう。

主な使用用途で考える

車は、使い方によって適したボディタイプがあります。

例えば、

普段、近距離しか乗られない方は取り回しの良い「コンパクトカー」や「軽自動車」がおすすめです

長距離をたくさん乗られる方は、安定性重視で「セダン」や「大型SUV」が理想ではないでしょうか。

もし普段使いから趣味までオールマイティな車を探すなら

コンパクトSUV」や「ステーションワゴン」がいいかもですね🤔

ファッションと自動車メーカーの関係性

この図はファッションと自動車メーカーの相関図です。

※ファッションの分け方は様々な分析がありますが、私は女性誌Oggiのこちらの記事を参照にしました。

各社のデザインの方向性とファッションを(多少強引にですが)関連つけています。

まとめると

プレミアムブランドは「きれいめ」系に集約

普通のブランドはほとんど「カジュアル」系

「シンプル系」はメーカー自体少ない

と言う感じでしょうか。

※自動車には実に様々なメーカーがあります。各メーカーの特徴を知りたい方はこの記事もご覧ください!

ボディカラーでも印象が大きく変わる

アウトドアファッションが好きな方なら、ボディカラーはカーキなどの「アースカラ」がおすすめ 引用:写真AC・本田技研工業株式会社・Hyundai Mobility Japan

車は形だけでなく、ボディカラーで印象が大きく異なります。

私も車を選ぶ際、一番迷うのがボディカラーですね😅

ボディカラーとファッションの関連性はこちらの記事で詳しく解説しています!

インテリア(内装)で選ぶのもアリ

引用:マツダ株式会社

車はインテリアの出来で満足感が変わってきます。

自動車のデザインと言うとエクステリアだけを見がちですが

ぜひインテリアもこだわってみてください。

また、一般的に黒の内装色が多いのですが(それが売れるからですが)

色が入ると途端に魅力的に見えたりします。

ブラウンやタンカラーの内装色を記事にしましたのでこちらもご覧ください

予算・買い方で選ぶ

予算は車選びの基本です。

しかし、現在はカーリース(サブスク)も大きな選択肢になりました。

車の本体価格だけでなく、維持費全体を見ながら決めていくことをおすすめします。

またカーリース(サブスク)のおすすめはこちらの記事に載せています✨

購入計画を考える

ここでは車にかかるお金を全て上げてみます。

購入する際にかかるお金

・車両本体価格

・オプション、付属品価格

・諸費用

維持費

・燃費・電費

・任意保険

・自動車税

・駐車場代

・車検、メンテナンス代

詳しくは、こちらをご覧ください。私が購入した際のことを全て書いています!

新車、中古車、カーリースのメリットデメリット

新車、中古車、カーリースでそれぞれメリットデメリットがあります。

それらを踏まえて購入検討してください。

新車と中古車の詳細な比較はこちらから。

また、新車購入の際の定番になりつつある残価設定型ローンとカーリースの比較はこちらで記事にしています!

メリットデメリット
新車・最新の安全技術や先進システムが搭載されている。
・自分好みのグレード、色、オプションを自由に選べる。
・メーカー保証が手厚く、故障のリスクが低い。
・車両価格が高く、初期費用が最もかかる。
・納車までに時間がかかることが多い(数ヶ月待ちの可能性)。
・購入後の資産価値の目減りが大きい。
中古車・車両価格が安いため、予算を抑えられる。
・モデルや車種の選択肢が広く、すでに生産終了した車も選べる。
・在庫があれば、納車が早い。
・品質や前のオーナーの乗り方にばらつきがある。
・ 保証が新車よりも短い、または付かない場合がある。
・最新の先進システムが搭載されていない場合がある。
カーリース・税金、保険、車検費用などが全て月額料金に含まれるため、支出が平準化され管理しやすい。
・初期費用(頭金)がほぼ不要。
・契約期間が終われば車を返却するだけで済む(売却の手間がない)。
・走行距離に制限がある場合が多く、超過すると追加料金が発生する。
・車を完全に自分のものにできない(カスタマイズに制限がある)。
・トータルの支払い額は、現金一括購入よりも高くなる場合がある。

先進運転支援システム(ADAS)で選ぶ

引用:株式会社SUBARU

現在の車には先進運転支援システム(ADAS)というものがついています。

これがついているかいないかでは「スマホとガラケー」くらいの差があると思いますので

初心者やシニアの方はこれがついている車をおすすめします!

なお、最も先進的である手放し運転(ハンズオフ)出来る車種をまとめた記事はこちらです💡

ADASとは

ADASは「Advanced Driver-Assistance Systems」の略で、

カメラやレーダーなどのセンサーを使って車の周囲や運転状況を監視し、

ドライバーの「認知・判断・操作」をサポートする技術の総称です。

ADASの主な機能と役割

ADASは主に、事故を未然に防ぐ「予防安全」と、

運転のストレスを減らす「運転負荷軽減」の2つの役割を果たします

項目機能例詳細
予防安全衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)前方の車や歩行者との衝突の危険が迫ると、警告を発し、ドライバーが反応しない場合は自動で強くブレーキをかけ、事故を回避したり被害を減らしたりします。
予防安全誤発進抑制機能停車中や低速時に、前方に障害物がある状態でアクセルを強く踏み込んだ場合、エンジン出力を抑え、急な飛び出しを防ぎます。
運転負荷軽減アダプティブクルーズコントロール(ACC)高速道路などで、設定した速度内で、前の車との車間距離を自動で保ちながら加速・減速してくれます。渋滞時の運転が格段に楽になります。
運転負荷軽減車線維持支援(LKA)走行中に車線から逸脱しそうになった場合、警告を発したり、軽くハンドル操作をアシストして車線中央に戻るのを手伝ったりします。

※これらはほんの一例です。運転支援システムには数多くの機能がありますので詳細は各社ホームページを参照ください。

ADASが安全性を高める理由

ADASは、ドライバーの「うっかり」ミスや疲労から来る判断の遅れを補ってくれます。例えば、

・前を見ていない間の追突を防ぐ

駐車時のペダル踏み間違いによる事故を防ぐ

・長距離運転での居眠りや集中力の低下をサポートする

ペダル踏み間違いはよくニュースになってますよね💦

現代の車選びでは、このADASの機能が充実しているかどうかが、

特に初心者、シニアの方にとって重要なチェックポイントとなっています。

安全性で選ぶ

自動車の安全性と言っても、見た目じゃわからないですよね?

実は安全性を評価する「JNCAP」というものがあるのでご紹介します!

個々の評価の結果、詳細はこちらをご覧ください。

JNCAPを知ろう

引用:NASVA「JNCAP」トップページをキャプチャー

国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構「NASVA」が実施している自動車の安全性能評価のことです。

つまりここで高得点を出せば国のお墨付きというわけですね。

大きく「予防安全性能」「衝突安全性能」の2つで評価しています

※また、この2つで高評価を得た軽自動車をまとめました。こちらをご覧ください!

予防安全性能評価

引用:株式会社SUBARU

衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱抑制、高機能前照灯、

ペダル踏み間違い時加速抑制装置などの予防安全装置の性能を評価します。

2024年度からは、交差点での対向車や歩行者に対する衝突被害軽減ブレーキの評価項目も

追加されています。

これには先進運転支援システムが必須になりますね。

衝突安全性能評価

引用:NASVA「 JNCAP」 試験動画から抜粋

車両の衝突時の乗員保護性能や歩行者保護性能を評価します。

フルラップ前面衝突やオフセット前面衝突、さらに歩行者頭部保護などが含まれます。

良い結果の車の方が、万が一の際の安心感が違いますよ🤔

運転のしやすさで選ぶ

引用:ダイハツ工業株式会社

せっかく車を買っても、運転がしづらいと運転自体を敬遠することになり勿体無いです。

特に運転に慣れていない方は、ストレスの少ない車をおすすめします!

※安全で運転のしやすい車の選び方はここからどうぞ♪

車体の大きさ

車体の大きさは運転のしやすさに直結します。

特に初心者やシニアの方には、大きすぎない車をおすすめします。

視界の良さ

視界の良さも運転のしやすさに重要です

実際に乗ってみないとわからないものですので

ぜひ実車で確認してください。

最小回転半径

どれだけ小回りが効くかで運転のしやすさが変わります。

交差点でのUターンなど、ストレスのないようにしたいですね。

詳しくは

軽自動車の最小半径はこちら

コンパクトカーの最小半径はこちら

からご覧ください!

エンジン(ハイブリッド)かEVかで選ぶ

引用:本田技研工業株式会社

EVは長らく航続距離がネックでしたが、現在では一充電昇降距離が700km越えの日本車も揃い出していて

これから本格的に普及するのではないかと思っています。

実は、日本はEVが普及しやすい環境でないかと思うんですよね。

国土が狭い上に、どこでも充電スポットを建設出来るので

世界中で一番い適しているのでは?と思ったりします。

でも、日本のハイブリッド車は優秀ですので

その魅力を超えることが条件ですけどね🤔

なお、航続距離と車両価格を比較した記事はこちらからどうぞ。

ハイブリッド車EV(電気自動車)
動力源ガソリン(エンジン)と電気(モーター)を併用電気(モーターのみ)
走行時の排出ガスエンジン使用時は排出ガスあり(ガソリン車より少ない)走行時は排出ガスゼロ
燃料・エネルギー補給ガソリンスタンドで給油(数分)充電スタンドまたは自宅で充電
補給(充電)時間短い(ガソリン給油時間と同等)長い(普通充電で数時間〜、急速充電で30分〜)
航続距離長い(ガソリン満タンで1,000km以上可能な車種も多い)短い傾向がある(車種によるが200〜600km程度が目安)
車両価格一般的にEVより安価な傾向一般的にHVより高価な傾向(特にバッテリーが高価なため)
ランニングコストガソリン代と電気代がかかる(ガソリン車より安価)電気代のみ(ガソリン代より安価な傾向)
静粛性・乗り心地エンジン作動時は音・振動がある走行音が非常に静かで、振動も少ない
メンテナンスエンジンオイル交換など、定期的なメンテナンスが必要エンジンがないため、オイル交換などは不要。部品点数が少ない。
非常時利用燃料が続く限り走行可能搭載バッテリーにより、非常用電源として利用可能(V2H対応車など)
税制優遇・補助金エコカー減税など(EVより優遇が少ない場合が多い)国や自治体の補助金、各種税制優遇が大きい
充電インフラ既存のガソリンスタンドを利用可能充電スタンドがまだ十分でない地域がある(特に急速充電器)

メーカーで選ぶ

国内外で様々なメーカーがあります。

詳しくはこちらをご覧ください。

ここでは国内メーカーのみ簡単にご紹介します!

国内メーカー・主要8社

トヨタ自動車株式会社世界でもトップ企業の一つ。プレミアムブランド「レクサス」も同会社のブランド
本田技研工業株式会社車だけでなく、バイク、飛行機、船舶、耕運機など幅広いモビリティをラインナップ
日産自動車株式会社EVに力を入れており、ディーラーにはEV専用充電器を備えている。
マツダ株式会社デザインと走りに定評のある車作り。特にデザイン力は世界でも有数・
株式会社SUBARU水平対向エンジンとAWD(4輪駆動)の技術が定評だが、近年はADAS「アイサイト」を訴求している。
三菱自動車株式会社本格SUVに定評のあるメーカー。またPHEV(プラグインハイブリッド)の技術も有している。
スズキ株式会社軽自動車やコンパクトカーなど小さい車が主力商品。また車の他にバイクもラインナップされている。
ダイハツ工業株式会社現在はトヨタの子会社として、軽自動車とコンパクトカーを担う。

ボディタイプで選ぶ

代表的なボディタイプを紹介します。

見た目の他に、機能的な違いもありますので

よく吟味してください☺️

ハッチバック

日産・ノート 引用:日産自動車株式会社

軽自動車やコンパクトカーに一般的な形です。

おすすめ軽自動車はこちらこちら

おすすめコンパクトカーはこちらこちら

SUV

スバル・フォレスター 引用:株式会社SUBARU

現在最も人気のある形です。

車のカッコよさと空間の広さを両立してるとこが人気の秘訣でしょうか。

日本車の最新SUVを比較してみました。

ミニバン

トヨタ・ノア 引用:トヨタ自動車株式会社

特にスライドドアは本当に重宝しますよね。

シエンタ、フリードなどコンパクトミニバンの記事はこちら

電動スライドドア特集はこちら

輸入車ミニバンはこちら

セダン

ホンダ・アコード 引用:本田技研工業株式会社

エンジン、乗員、荷室のそれぞれの空間が分かれたセダンは、自動車の基本的な形です。

昔はセダンが主流でしたが、今では少なくなりました。

ただ静粛性が高いので、長距離乗るには一番です👍

クーペ

ホンダ・プレリュード 引用:本田技研工業株式会社

クーペも少なくなりました。

今日本で売られている、600万円台までのクーペを特集しましたのでご覧ください

まとめ

いかがでしたか?

今回は選ぶ基準を7つご紹介いたしました。

1項目で選ぶ判断は出来づらいt思うので

組み合わせてご活用ください♪

今回は長かったですが、最後までお読みいただきありがとうございました!