新型スバル・ソルテラとトヨタ・bZ4Xをデザイン、性能、派生車(トレイルシーカー、bZ Woodland)で比較します

衝撃の一充電走行距離746kmで発表されたトヨタ・bZ4Xですが

その姉妹車、スバル・ソルテラも先行公開したので両車を比較してみます!

新型ソルテラとbz4Xはどちらも高い性能を誇るEVです。

街乗り主体なら「ソルテラ」基本街乗りだがアウトドアも好きなら「bZ4X」

アウトドア全開なら「トレイルシーカー」や「bZ Woodland」

というように好みのデザインや使い方で選ぶと良いと思います♪

プロフィール背景画像
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渕野健太郎

「株式会社SUBARU」にてカーデザイナーとして20年ほど勤めた後、2023年10月からフリーランスになりました。現在はプロダクトデザイナー業務の他に「桑沢デザイン研究所」「東京デザイナーアカデミー」での講師業の他、大手車メディアである「webCG」「AUTOCAR」「KURUKURA」などでカーデザイン関連の執筆をしています。このサイトでは自動車業界にいた知見を生かし、よりユーザーに近い形で自動車の魅力発信、訴求活動を行ってまいります。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業。

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なお、日産リーフとbZ4Xの比較は下記記事で行なっています。

参考にしてください

デザイン比較

フロント周り

スバル・ソルテラ 引用:株式会社SUBARU
トヨタ・bZ4X 引用:トヨタ自動車株式会社

両車を見比べると、旧型と同様にボンネットやフェンダーの形は同じようで、

フロントバンパーとヘッドライトのみの変更で差別化をしています。

キープコンセプトのbZ4Xに対し、ソルテラはより「都会的なEV」を意識したデザインになったと言えそうです。

左:旧型スバル。ソルテラ 右:旧型トヨタ・bZ4X  引用:株式会社SUBARU トヨタ自動車株式会社

上の写真はマイナーチェンジ前の旧型ですが、このように両車のデザインはかなり近い印象でした。

ただ、プロから見てデザインの完成度においては両車とも旧型の方が明快な構成で良い印象があります。

マイナーチェンジというのは難しいものですね。

タイヤアーチ周り

スバル・ソルテラ 引用:株式会社SUBARU
トヨタ・bZ4X 引用:トヨタ自動車株式会社

ソルテラとbZ4Xのもう一つの違いは、タイヤアーチ周りです。

bZ4Xは黒色(おそらくツヤ黒)なのに対し、ソルテラはボディ色になっており

これでだいぶ印象が変わって見えます。

ただ・・・

スバル・ソルテラ 引用:株式会社SUBARU

このボディ色のアーチは「オプション」で、

ベースはbZ4Xと同じく黒のようです。

この辺は分かりにくいところですね。

インテリア

スバル・ソルテラ 引用:株式会社SUBARU
トヨタ・bZ4X 引用:トヨタ自動車株式会社

インテリアは共通していますが、ファブリックの違いで印象が異なります。

引用:トヨタ自動車株式会社

従来型はセンターのディスプレイとコンソールがつながっていたのですが、

そこが分かれ、代わりにスマホ2台分のワイヤレス充電が搭載されました。

テスラなどではお馴染みですが、国産車では初めてだと思います。

これからはカップホルダーと同じく必須のアイテムになりそうな気がします。

引用:トヨタ自動車株式会社

一充電走行距離は両車とも746km!

スバル・ソルテラトヨタ・bZ4X
グレードET-SSZ(FWD)
一充電航続距離746km(WLTCモード)746km(WLTCモード)
サイズ全長4690x全幅1860x全高1650mm全長4690x全幅1860x全高1650mm
価格未定5,500,000円

一充電走行距離が746kmで話題をさらったbZ4Xですが、当然ソルテラも同様の性能を有してます。

なおソルテラの価格は未定です。

なぜか最低地上高が異なる

両車ともほぼ同じスペックなのですが、一つだけ異なることがあります。

それは最低地上高です。

スバル・ソルテラトヨタ・bZ4X
最低地上高210mm180mm
サイズ全長4690x全幅1860x全高1650mm全長4690x全幅1860x全高1650mm

両車は同じ車体で、全高も同じ1650mmなんですよ。

なのに最低地上高が異なるのは、メーカーによって測る場所が異なるからだと推測します。

基本的に最低地上高が高い方が悪路に有利な印象がありますが

もし同じならここは表記を統一して欲しいところだと感じました。

派生車比較

引用:Subaru of America

さて、この両車には魅力的な派生車があります。

海外ではすでに発表されてますが、両者とも日本に投入予定です。

この派生車はリアオーバーハングを伸ばし、リアゲートガラスを立てているので

より積載性を良くしたモデルと言えます。

さらに両車ともアウトドアフィールなデザインなので

この感じが好きな方は待っていた方が良いと思いますよ!

スバル・Trailseeker(トレイルシーカー)

スバル・トレイルシーカー 引用:Subaru of America
スバル・トレイルシーカー 引用:Subaru of America

ソルテラよりオフロードテイスト満載のデザインは

スバルの得意とするところです。

日本では販売終了しましたが、アウトバックのようなイメージですね!

トヨタ・bZ Woodland

トヨタ・bZ Woodland 引用:トヨタ自動車株式会社
トヨタ・bZ Woodland 引用:トヨタ自動車株式会社

トヨタもスバルに釣られて?アウトドアフィールの車になっています。

BEVも、趣味的な嗜好が問われる時代になったと感じますね。

まとめ

スバル・ソルテラ 引用:株式会社SUBARU

いかがでしたか?

デザイン的に分けると

街乗り主体なら「ソルテラ」

基本街乗りだがアウトドアも好きなら「bZ4X」

アウトドア全開なら「トレイルシーカー」や「bZ Woodland」

といったところでしょうか?

ただ基本性能はどれも同じなので

BEVが欲しい方はどれを買っても正解だと思います!

今回もお読みただきありがとうございました✨