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2025年10月8日、3代目日産・リーフが発表されました。
スペックを見てると、もしかしたら日本で販売されている中で最も先進的なクルマかもと感じました。
しかし、1日後の10月9日、トヨタ・bZ4Xのマイナーチェンジが発表され
リーフを凌駕する航続距離で注目されています。
そこで今回はこの2台を「航続距離」「ハンズオフ」「デザイン」の3項目で
比較してみます!
渕野健太郎
「株式会社SUBARU」にてカーデザイナーとして20年ほど勤めた後、2023年10月からフリーランスになりました。現在はプロダクトデザイナー業務の他に「桑沢デザイン研究所」「東京デザイナーアカデミー」での講師業の他、大手車メディアである「webCG」「AUTOCAR」「KURUKURA」などでカーデザイン関連の執筆をしています。このサイトでは自動車業界にいた知見を生かし、よりユーザーに近い形で自動車の魅力発信、訴求活動を行ってまいります。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業。
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どちらも一充電での航続距離が700km越え!

日産リーフは日本車で初めて一充電での航続距離が700kmを超えて702kmなりました。
これはすごいと思った矢先、
次の日マイナーチェンジを行ったトヨタ・bZ4Xが746kmと、早くも塗り替えてきたんですよ。
ここで航続距離と価格など比べてみます。
| 日産・リーフ | トヨタ・bZ4X | |
|---|---|---|
| グレード | B7 X | Z(FWD) |
| 一充電航続距離 | 702km(WLTCモード) | 746km(WLTCモード) |
| 交流電力量消費率 | 133Wh/km(WLTCモード) | 113Wh/km(WLTCモード) |
| サイズ | 全長4360x全幅1810x全高1550mm | 全長4690x全幅1860x全高1650mm |
| 価格 | 5,188,700円 | 5,500,000円 |
リーフは500万円台前半で航続距離702km、bZ4Xは500万円台半ばで航続距離746kmと、
これだけ見るとほぼ互角のコストパフォーマンスといえます。
ただ車格はbZ4Xの方が一回り大きなクルマなので、
その差額と考えるとbZ4Xの方がお買い得ともいえますね。
しかし、リーフの販売時期にbZ4Xをぶつけてきた様な感じがあります(笑)
なお航続距離と価格の比較は、以下の記事でまとめていますのでこちらもご覧ください
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ハンズオフ性能比較

今回紹介しているリーフ、bZ4Xともにハンズオフできます。
とても便利なシステムですが、ハンズオフ出来る場面の条件が両者で異なります。
| 日産リーフ | トヨタ・bZ4X | |
|---|---|---|
| ハンズオフ機能 | あり | あり |
| ハンズオフ出来る場所 | 高速、自動車専用道路 | 高速、自動車専用道路 |
| 条件 | 平常時、渋滞時 | 渋滞時 |
| 最高速度 | 110km/h(最高速+10km/h) | 40km/h |
これでわかる通り、高速、自動車専用道路上において渋滞時のみハンズオフできるbZ4Xに対し、
リーフは常時ハンズオフできます!
ただプロパイロット2.0はオプション(現時点で価格未定)であり、さらに年会費28,580円を払わないといけないので
ハンズオフの先進度はリーフですが、その分お金もかかる、という事ですね。
ハンズオフについては以下の記事でまとめています。こちらもご覧ください
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デザイン比較
日産・リーフ



リーフはクロスオーバークーペSUVのデザインですが、
非常にクリーンなイメージのエクステリアに仕上がっています。
凹凸を極力省き、空力を最大限考えたデザインといえますが
スタンス(踏ん張り感)の良い、非常にまとまりの良い印象です。
強いていえば「ID.3」などフォククスワーゲンのデザインに通するところがありますが
リーフの方がよりクリーンな仕立てだと思います。



インテリアも基本的にシンプルでクリーンなデザインですが
配色は白系に紫がかった青の組み合わせという挑戦的なコーディネートでもあります。
ただ、グレードによりグレー主体の組み合わせもありますので、確認してみてください。
ルーフにはEVのトレンドである、調光ガラスルーフがオプションで選べます。
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トヨタ・bZ4X


bZ4Xは今回のマイナーチェンジで、顔まわりをお馴染みの「ハンマーヘッド」デザインに変更しました。
ボディ色部と黒色部の比率が従来型とあまり変わらないので一見変化感は少ないと感じます。
EVの先進性もありながら、ラギッドなイメージもあるデザインです。



一方、インテリアは大きく変化しました。
従来型はセンターのディスプレイとコンソールがつながっていたのですが、
そこが分かれ、代わりにスマホ2台分のワイヤレス充電が搭載されました。
テスラなどではお馴染みですが、国産車では初めてだと思います。
また、EVのトレンドである大型のガラスサンルーフは、従来型は前後別れていたものが今回繋がりました。
ここをマイナーチェンジで変更するのは珍しいですね。
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まとめ
今回の2台で、国産EVが大幅に進化しました。
これまでEVに対し懐疑的だった方も、
航続距離の長さで選択肢の中に入ってくるのではないでしょうか?
値段は高いですが、CEV補助金が90万円あるので(bZ4Xの場合、リーフは新車のためまだ未定)
bZ4Xのベースモデルなら実質390万円からというのも魅力だと思います。
ぜひEVもご検討ください!
今回もお読みいただきありがとうございました✨
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