最小回転半径というのをご存知でしょうか?
ハンドルを一杯に切った時、どれくらい小回りが効くかという指標で
クルマの諸元表に必ず記載されているものです。
交差点などでのUターンの際
小回りが効くクルマは重宝は本当にします😊

プロダクトデザイナー、モビリティデザインナビゲーター
kuruma-musubi カーセレクトサービス
自動車メーカーで20年ほどデザイナーとして勤務したあと、 現在はプロダクトデザイナーのほか、自動車メディアへの執筆や、 デザイン系専門学校の講師業などをやっています。 カーデザイナー時代は20車種以上のデザインに携わり、 さらにはコンセプトカーも多数デザインしました。 ここではクルマの魅力を、より多くの方に知ってもらいたいという思いで、 クルマの紹介業をやっています。
結果、ダントツ小回りが効く車種は
「ダイハツ・ハイゼット トラック」と「スズキ・キャリィ」の3.6mでした!
やはりホイールベースが短いと有利ですね。
また乗用系は、ダイハツとスズキは4.4mとほぼ同じ、ホンダが4.5mと少しだけ大回りです。
これはホイールベースが、ダイハツとスズキは2460mmなのに対し、
ホンダは2520mmと長いことが起因だと思います。
それにより室内空間の広さではホンダの方が有利です。
最後にスズキ・ジムニーやダイハツ・タフトなどのSUV系は4.8mと一番大回りでした。
これは主にタイヤ外径の大きさに起因するものだと思います。
ダイハツ
商用系の車種がより小回りが効く結果になりました。
ハイゼット トラックの3.6mだけでなく
アトレーの4.2mも優秀です。
ムーヴなど数値に幅がある車は、グレードによってタイヤ外径が違うことが原因だと思います。
ハイゼット トラック

最小回転半径:3.6m
アトレー

最小回転半径:4.2m
ミライース

最小回転半径:4.4m
ムーヴキャンバス

最小回転半径:4.4m
ムーヴ

最小回転半径:4.4〜4.7m
タント

最小回転半径:4.4〜4.7m
タント

最小回転半径:4.8m
スズキ
スズキも「キャリィ」や「エブリィ」など商用車系が優秀な数値でした。
その他も、基本的にダイハツと同じような数値です。
キャリィ

最小回転半径:3.6m
エブリィ

最小回転半径:4.1m
アルト

最小回転半径:4.4m
ラパン

最小回転半径:4.4m
ワゴンR

最小回転半径:4.4m
ワゴンRスマイル

最小回転半径:4.4m
スペーシア

最小回転半径:4.4m
ハスラー

最小回転半径:4.6m
ジムニー

最小回転半径:4.8m
ホンダ
ホンダは前述の通り、ホイールベースが他社より長いです。
(ホイールベースとは、前輪と後輪の中心間の距離のことです)
これは最小回転半径には不利ですが、室内空間の広さには影響していると思います。
ホイールベースの長さを考えると、むしろ優秀な数値なのではないでしょうか。
N-ONE

最小回転半径:4.5〜4.8m
N-BOX

最小回転半径:4.5〜4.8m
N-WGN

最小回転半径:4.5〜4.7m
N-VAN

最小回転半径:4.5〜4.7m
まとめ
基本的に軽自動車はどの車も小回りが効きます。
ちなみに私が乗っているスバル・クロストレックの数値は5.6mです😅
これでもUターンの場合、片側2車線の道路なら1回で回りますので
軽自動車なら楽勝ですね✨
コンパクトカー編は下記を参照ください。
お読み頂きありがとうございました!