6月28日から3日間、千葉県の幕張メッセで開催した「東京アウトドアショー」に行ってきました。
前回まではオートサロンと併設していましたが、今回から単独での開催です。
自動車メーカーが多数参加していたので、簡単にリポートします。
ショー全体の印象
会場は広大な幕張メッセでも、北ホールのみでしたので思いのほかコンパクトでした。
また思った以上に「クルマのショー」だったな、というのが全体の印象です。
アウトドアブランドが自動車メーカーとコラボレーションして展示するというのが最大の見せ場だったと思います。
主催者が自動車メーカーとアウトドアブランドを結ぶコーディネートをしたのですかね?
クルマと一体で展示することで、より世界観がイメージしやすかったです。
しかし、想定するお客さんは比較的ライトなアウトドア層を中心に考えたと思うのですが、
ノースフェースやパタゴニアなど、お馴染みの大手ブランドは不参加だったりしました。
ではコアなメーカーが出ているかというと、そうでもなさそうなので(私自身、アウトドアビギナーですが。。)
その辺りが明快になればより魅力が出るショーなのではないでしょうか?🤔
また、最近どのイベントもそうなのですが、中国系の企業が積極的に出店していました。
中国の方が日本で起業したブランドもあったりと、勢いが凄まじいです
デザイン・トレンドの変化?
クルマをざっと見た印象としては、従来のゴツゴツした、いかにも「アウトドアギア」なデザインより、
街乗りSUVにタイヤだけ変えたような仕立ての方が今っぽさを感じました。
マツダやレクサスなど、アウトドアイメージが少ないメーカーの方が魅力的に見えたんですね。
これは「日常の延長線上にアウトドアがある」、というイメージだと思います。
日本ではアメリカなどと違い未舗装区間が少なく、キャンプくらいなら重装備はいらないですよね。
このライトな感じが、次のアウトドアデザインのトレンドのような気がします。
今年に入って、レクサスで今回展示があった「GX」や、「ランクル250」など、ラダーフレームの本格SUVが出ましたが、
ひょっとすると今後のトレンドはそのような本格派ではなく、
マツダCX-5やレクサスNXのような乗用的なデザインのクルマにATタイヤを履かせたくらいの
「クロスオーバー」が魅力的に映るかもしれませんね。
トレンドというのは、多くの方に共感されることが大前提なのですが、
それがデザイナーも気が付かないうちに市場に浸透しだすんですよ。
常に高いアンテナを張ってないといけません。。。
メーカー以外のカスタムカー
カスタムカーを制作、販売している企業やショップは、大手の「FLEX」などはちゃんとしたブースを作っていましたが、
全体的に数は少なめでした。やはりオートサロンに向けて仕立てるところが多いんだと思います。
この辺りもこの「東京アウトドアショー」の知名度が上がると、より盛況にるんでしょうね。
割と丸目が多いかも
最後ですが、私的にはこのフォルクスワーゲン・タイプ2(通称ワーゲンバス)が一番心に残りました。
このクルマは珍しいハイルーフ仕様のもので、私も初めて見ましたが、
普通のタイプ2よりバランスがいいかもと思いました。
このクルマが出た頃は、ヘッドランプは丸目しかなく、このタイプ2も当然丸目なのですが、
今ではそれが可愛い象徴になっていますよね。
今回、新型車で丸目を見てみると、意外とありました!
私は丸目のほっこりした感じが好きなので、もっと増えたらいいのにと思います。